【ドラム演奏解説】Leave the door open前半
こんにちは!ミライミュージックスクールドラム講師の加藤です!
初ブログの今回はBruno MarsとAnderson .Paak.のDuoユニットであるSilk SonicのLeave the door open のドラム演奏について解説していきます🔥
楽曲について〜Leave the door openとは?
Leave the door open はアメリカのSilk Sonic(ブルーノマーズとアンダーソンパークのデュオユニット)によるデビューシングルです。70年代のR&B/ソウルを思わせる曲調で、クワイエットストームと呼ばれるソフトかつメロウな曲調に影響を受けておりPVをみても分かる通りあからさまにオールディーズ感を強調させています。
テンポはBPM=74と非常にゆっくり、演奏も歌物らしく押さえたトーンで全体的シンプルではありますが、ところどころに現代的な鋭いフィルが入っており、最近の曲でこういうジャンルの演奏に入っていく上では恰好の練習材料と言えるでしょう!
テンポは遅いですが緩急が非常に激しい場所が多々あり、油断するとテンポが乱れやすく、丁寧に演奏することが求められる楽曲です。是非みなさんトライしてみましょう🔥
演奏解説
解説①イントロ
イントロからいきなりドラムの見せ場です。遅い曲調に反して16分や三連符など細かい音符が断続的に出てくるのでハシらないように気をつけましょう!それぞれのフレーズの合間の4分をハッキリと心の中でカウントすることがテンポキープの大事なポイントです!
特に3小節目の3拍目アタマはハッキリと意識しないと三連符になだれ込んでしまいテンポが崩れる恐れがあるので丁寧に入りましょう!!
解説②1A
そして難易度高めのこちら、14小節目の32部音符の入ったこのフィルです。
急に音符が細かくなるので注意!
譜面で見ると一見複雑そうに見えますが、キックの位置と同じ箇所にシンバルが入るのでまずはスネアなしで練習してみると理解しやすいかと思います。
スネアに関しての練習方法としては以前こちらで紹介したシングルストロークのアクセント練習が非常に効果的です。
解説③1B
ここからは片手で16Beatです。
右手は細かくなりますが、あくまで大きなリズムを感じながら叩く事が非常に重要です。
3小節目のキメはサビに向けて盛り上げていくイメージで、シンコペーションに気をつけましょう。
ラストのシンバルをバシッと止めるととてもカッコいいです。
そして、次のサビで雰囲気が落ち着く事も意識しつつ、フロアタムでテンションを抑えましょう!
解説④1サビ~フィニッシュ
サビのアタマはシンバルを叩きたくなる気持ちをグッと抑えて戻ります。
(個人的にこの曲のしぶいポイントでもあります)
イントロ同様、後半の三連符もしっかりと位置を理解した上で叩きましょう!
ラストではソウルミュージックでよく使われるフィルで普段なかなか使わないような手順ですが、フロアからスネアに戻ります。
ラストのキックも次の頭のキックと繋がっているので忘れずに!
何度も数をこなして体を慣らしていきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
全体的には冒頭で話した通り、ゆったりしたテンポではありますが、キメやシーンチェンジのメリハリがあるので、演奏していてもとても楽しい曲です。
細かなパルスも意識しつつ、ゆっくりとしたテンポからトライしてみてください!
ある程度叩ける様になれば、次はグルーヴ、いわゆるノリについても研究してみてほしいです!
次回はもっと複雑なリズムパターンも出てきますので詳しく解説していきます!
それではまた!
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