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【DTM】超簡単!ひと手間加えるだけでできる迫力あるサウンドの作り方

2023.10.02

こんにちはミライミュージックスクールDTM講師の植木です。
今回は音作りに関しての小技を紹介できればと思います。

実際好きなアーティストの音作りを参考にしてみるもののなかなか苦労している人も多いのではないでしょうか?
サウンド作りといってもプリセットをそのまま使われる方や1から作り上げていく人さまざまかと思います。

特に初心者の方の場合そこで作れないからといって挫折してしまっては元も子もありません。
そこでお手軽にサウンドに味付けをする方法をいくつかご紹介します。

1)サチュレーションをかける

シンセでもドラムでもボーカルでも何でもかけてみましょう。
料理に塩をひとつまみ加えるだけでも味に変化を加えることができますよね?
同じようにサチュレーションを少しかけるだけでも角が取れて尖ったサウンドから暖かなサウンドに変化させることができます。
それまで地味だったサウンドがいきなり主役級に化けることもできます。

味付けと同じようにかける量には注意しましょう。

大抵Mixノブがあるので原音とのバランスには要注意です。他の楽器とバランスをみましょう。

2)リバーブやコーラスで広げてみよう

リバーブやコーラス、ディレイなどはセンド&リターンで送って調節してというような音作りを耳にした方も多いのではないのでしょうか?
もちろん音楽に正解はありませんから色々なやり方があっていいので変化させたい楽器に直接かけてみるのも一つの手です。
空間系を支配すると音作りに奥行きが生まれます。
音にも距離感があり頭の中でどの音を主役にするかを想像しながら作ってみると新しい世界が開けるかもしれません。
最近のアメリカのポップスではやけにサブベースやベースが広がり音像が広く心地よく聞こえる楽曲も多いです。
テイラースウィフトのMidnight収録の『Lavender Haze』などもかなり広く聞こえますよね。

3)サウンドをレイヤーして音に厚みを出してみよう

三人寄れば文殊の知恵と言いますがサウンドも同じで重ねることで厚みを出すことができます。
特にソフトシンセのバッキングやリードなどは音色違いで同じメロディを重ねる手法はかなり有効です。
主役となる音色を決めたら同じMidiを新しい楽器のトラックを作りそこにコピー&ペーストするだけです。
重ねる楽器の音量は主役にしたい楽器より少し下げるのがコツです。
そこのバランス感は手を動かして調節していくのがベストです。
重ねる楽器にあえて空間系を多くして遠くに置いてあげたりコーラスで広げてあげると主役の音色のスペースができるでしょう。
大事なのは『誰を主役にするか』に限ります。

まとめ

ここまで書いてはきましたが最終的には実際に耳で判断していく作業が大事だと思っています。
自分のリファレンスにしたいサウンドと自分の作ったものを同じ視聴環境で何回も比べてみましょう。
比べる作業は個人的にはかなり鍛錬になると思っています。
そうしていくうちにオリジナルのサウンドが自然と作れるようになっていくと思います。
比べていくことで自然とバランス感覚が身についていくでしょう。

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