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ドラム初心者基礎練習のススメ③〜タム回し〜

2023.09.02

今回の記事ではドラム初心者におすすめする基礎練習のシリーズ第3弾としてフィルや連打のクオリティを底上げする基礎練習「タム回し」について解説いたします!


フィルのバリエーションとして非常に良く話題に上るタム回しをそのまま基礎練に置き換えたものが、今回紹介する「タム回し練習」です!

タム回しそのものはもちろん、ストロークの粒、体のバランス、フィルの安定などこちらもドラミングそのものを安定させることのできる優秀万能基礎練です🔥

こんな人にオススメ!

  • ・フィルを安定させたい
  • ・フィルをまたぐと大抵テンポが速くなったり遅くなったりしてしまう
  • ・連打のスピードを上げたい
  • ・叩いている時に体のバランスが損なわれる時がある

こちらの練習もスピードを速く叩く事自体を目的とはせず、正確に叩く事を一番大切にしながら進めていきましょう!

他の基礎練習と合わせると効果倍増!

https://miraimusicschool.com/c_blog/343
https://miraimusicschool.com/c_blog/328

楽譜と説明

タム回しの楽譜

上の楽譜がタム回しの楽譜です。こちらは練習の仕方の一例で、必要とあれば各楽器をもっと長く叩いてもよいし、繰り返しも何度もやっても構いません。楽譜では1拍で回していくのが最後になっていますが、半拍や1打ずつ回していくのもありですね!自分で工夫してトライしてみましょう!

・バスドラム、ハイハットの同時演奏が難しい場合は先に手だけで練習してみましょう!

タム回し練習の目標、メリット

タム回し練習とは16分の連打をキープしながら所定の回数を経るごとに叩く楽器を、スネア→ハイタム→ロータム→フロアタムと変えていくことによって

✔︎どの楽器を叩いても安定する体幹を作る

✔︎連打のスピードを上げる

✔︎楽器による感触の違いに慣れる

✔︎フィルに対応できるようにする

などのスキル強化を目的とした練習です!

タム回しの注意点

①16分を安定して均等に叩く

16分音符の連続でやってしまいがちなことが、つい無意識に4分単位でで区切ってしまって4分1拍ごとに少しあいだが空いてしまう(ブロック化してしまう)ミスです。あくまでも16分はどこを切り取っても機械的に完全に均等になることを目指して演奏しましょう!

②楽器の移り変わり時に注意!

移っていく楽器の間には物理的にかなり距離があります。この距離のせいで遅れないように気をつけましょう!どんな注意点にも同じように言えることですが、客観的に判断するために面倒くさがらず、必ず録音するようにしましょう!こんなに遅れているのか!という発見があるかもしれません!

③楽器が変わる時に体の正面で捉えるようにしよう!

タムを回していく最中、手だけで打点を追っていか内容にしましょう。下半身は動かすことはできませんが、上半身を回転させて、常におへそが打点の中心に向かっているように叩くと良いです!理由は両手の運動をできるだけ均等にするために打点が正面に来ている状態になるべく近づけるためです!

④各楽器の中心を狙おう!

スネア、タム類は基本的にはど真ん中が一番鳴りが良いと考えて問題ありません。打点による音色の使い分けも大事な要素ですが、まずは自然と左右の連打が自然と打面の中心を捉えるように訓練しましょう!

EPISODE

以前エクストリームやドリームシアターのドラマーを務めたマイクマンジーニ氏の授業を受けた時に、中心を安定して叩く訓練をするために1セントコイン(1円玉より少し小さい!)を各楽器の中心に貼り付けて、常にそこを叩くようにしたと話していました💦私もやってみましたが500円玉でもかなり難しく、めちゃくちゃ難しいけど効果的な練習方法だなと思いました!

⑤フロアからスネアへの移動は要注意!

楽器の移動は全て難しいポイントですが、特に右利きにとってのフロアからスネアは綺麗に演奏するのが難しいです。右手が、フロアを最後に叩いた左手の下をスッと直線的にスネアの中心へくぐるように、ゆっくりのテンポで軌道を確認しましょう!

応用編

①半拍と1打ずつ

余裕ができてたら半拍(16分2打)で移動と、1打ずつで移動にも挑戦してみましょう。1打づつの移動はもはや別物って感じがしますがそれが役に立つ局面は絶対にありますのでトライしてみましょう!

②逆回転

手順上時計回りよりはるかに難しいですが、こちらもトライしてみましょう!ドラムの表現力が増すこと間違いなしです!左手スタートで反時計回りは手順的には楽になるので、いずれにしても難しいですが、そちらからトライするのはありですね!

まとめ

今回はフィルの王道タム回しを基礎練習に応用したものをご紹介しました。テンポを上げていくと非常にフィジカルな練習になるのでウォームアップにも最適な練習です!汗をかくような練習ではありますが、腕や肩に力が入りすぎないように脱力だけは常々意識しましょう!


それでは次回の基礎練もお楽しみに!

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