Blogブログ
Drums

ドラム初心者基礎練習のススメ① ~チェンジアップ~

2023.07.23

1チェンジアップとは

楽譜と説明

チェンジアップの楽譜

・上記がチェンジアップの楽譜です、それぞれの繰り返し回数は何回でも良いです、それぞれを納得がいくまでやって、安定したら次に移るという練習方法もおすすめです。最終的には4回なり8回なり繰り返しの回数を決めて叩けるようにするのが理想です!

・バスドラムを一定にするのがなかなか難しい場合は一旦手だけで練習してみましょう!

何を“チェンジ”し“アップ”するのか

辞書的にはチェンジは変化する、アップは上げるという意味です。では、何をチェンジし、なにを上げるのでしょうか。

  • ✔︎何を変えるか?=音の長さ
  • ✔︎何をアップするか?=音の長さ

つまり一定のテンポの中で音の長さを短くしていく=音の間隔をアップ(短く、速く)していくということです。

さらに詳しく具体的に

さらに詳しく説明すると今回取り上げるチェンジアップでは(チェンジアップにも色々なバリエーションがあります)一定のテンポの中で4分、8分、16分音符を“止まらずに”叩き分けていくと言う練習になります。
順番は4分→8分→16分となるので動かすスピードが上がる、と言う意味でアップというわけですね!更に16分まで行くと今度はそのまま止まらずに16分→8分→4分と下がってきます、なので本当はチェンジアップ&ダウンというべきかもしれませんが、一般的にはチェンジアップと呼ばれています。

チェンジアップはなぜ役に立つのか

ドラム演奏ではガンガンチェンジアップが出てくるから

チェンジアップはなぜ役に立つのかという話ですがまず一番役に立つと思われるポイントは実際にドラムを演奏するとめちゃくちゃ出てくるリズムの形の変化に対応できる筋力をつけることが出来るからです。

例)マリーゴールド/あいみょん

こちらの楽譜はあいみょんのマリーゴールドの冒頭部分の楽譜です。

たったこれだけの間に4分、8分、16分音符が全て出てきています。つまりドラムは演奏している間、常に音の長さの変化に対応する必要があるのです!


一定のテンポの中で確実にこれらの音符の長さの変化にハシりモタりなく対応する筋力をつけることがこの練習の最大の目標ということが出来るでしょう。

手や足の筋力がつく

練習する時のスピードはこのテンポにしなければいけないということはありません。自分で動かせるぎりぎりのテンポに設定することによって、筋力やフィジカル面も鍛えることが可能ですが、テンポ60(遅いテンポ)のチェンジアップもバラードなどに対応するために非常に大事な練習ですし、難しいです。速いテンポや遅いテンポ、いろいろなテンポで出来る様にしましょう!

タテの線が揃う

いわゆるタテの線と呼ばれるのはハイハット、バスドラ、スネアなど同じタイミングで聞こえるべき音がきっちりと揃っているか、というポイントです。チェンジアップ練習の構成がシンプルゆえにズレが聞こえやすいため、タテの線を鍛えることにも効果大です。

チェンジアップ練習の注意点

速さにこだわりすぎない

非常によく陥ってしまいがちな事ですが、速さにこだわってしまうあまり正確さを犠牲にしてしまうことがあります。この練習はメトロノームとどれだけ正確にマッチしているかということが何にも増して優先されます。焦らずいろんな楽曲に対応するためにも色々なテンポで正確に演奏することを心がけてください!

録音して聞き直す

どの練習、演奏でも同じことですが、どこまで正確にできているかを“正確”に判断するには録音して聴き直すことが最適解です。
自分が出来ていないことを頑張って練習している最中に正確に自分の演奏をリスニングすることは非常に難しいことです。とにかく録音して聞き直す。上手くいっていないポイントを把握する。これがめちゃくちゃ大事です!

それぞれを単独でも練習する

違うスピードの連打を同じテンポ内で正確に変化させていくことは非常に慣れやコツがいるし、最初は難しいことです。なかなか上手くいかない場合はそれぞれの音符を個別に練習して感覚を身につけていきましょう!特に16分音符は一小節に16回も出てくるので、音符の長さを少しでも間違えて叩き始めるとすごい勢いでずれていきます。

叩き出す前にイメージする

それぞれの音符を個別で練習する場合も連続でつなげる場合も、叩き出す前に音そのものや叩いているビジュアル(手やスティックの動きなど)も含めてメトロノームを聴きながらイメージすることです。
イメージがメトロノームとずれている場合、実際の音は出ていないのですぐに気づくはずです。イメージの中で綺麗に叩くことが出来ていれば、勢いをつけたり、呼吸を取ったりせず、そのままぬるっと叩き出しましょう。必ずメトロノームとシンクロしていくはずです!イメージが難しければ「タカタカタカタカ」と歌ってみてください!

応用編

ハイハットを足す

ハイハットを足すことによって、バスドラムでキープしている4分の感覚をより強固にすることが出来る上、四肢のバランスもしっかりと鍛えることができます!

左手からスタートする

シンプルな連打の時など常に右手の後追いをする左手は、つい右手を追従してしまっており、意識が低く、タイミングも適当になってしまうことがよくあります。右手スタートのチェンジアップになれたら是非左手スタートも試してください!


最初はめちゃくちゃ難しく感じると思いますが、連打の粒が目に見えて揃ってくるので、左右のバランスが悪いと感じている方は是非トライしてください!

3連譜を取り入れる

3連譜もいままでとりあげた3つの音符の長さ(4分、8分、16分)に比べると比較的少ないですがよく出てくる音符な上に、感覚的に掴みにくい音符とも言えるでしょう。


8分と16分の間に取り入れていきましょう!

まとめ

今回はザ・キングオブドラムの基礎練習、チェンジアップを取り上げてみました!是非みなさんの日々の練習のルーティーンに取り入れてみてください!

またさらに16分から32分にチェンジアップして連打を鍛える連打練習1もチェックしてみてください!

https://miraimusicschool.com/c_blog/343

それでは次回の基礎練もお楽しみに!!

お問い合わせcontact

コースやその他の音楽プログラムについてご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが、皆様の疑問やご要望にお応えいたします。

ミライミュージックスクール事務局

TEL 050-3479-3123

[ 営業時間 ]平日:10:00~21:00/土日祝:10:00~18:00

フォームでのお問い合わせ