
【ドラム演奏解説】Virtual Insanity/Jamiroquai ~前半~
どうもこんにちは、ミライミュージックスクールドラム講師の加藤です!今回はJamiroquaiの不朽の名作Virtual Insanityについて解説していきたいと思います🔥
楽曲について
Virtual InsanityはイギリスのJamiroquai(ジャミロクワイ)の名曲中の名曲です。このVirtual Insanityが収録されているアルバム「Travelling Without Moving」は世界一売れたファンクアルバムとしてギネスにも記録されています。1997年にはSONY「MDウォークマン」、2010年には日清食品「カップヌードル」、2017年にはトヨタ自動車「カローラフィールダー」のCMに起用されており、誰もが一度は聞いたことのある曲ではないでしょうか。
個人的にも学生時代にめちゃくちゃ聴きまくっていたので、当時を思い出します!特にMusic videoは印象的で、動く床と戯れるように踊りながら歌う姿がとても話題になりました。2021年にリリース25周年記念として、4KバージョンがYoutubeで公開されているので興味がある方は是非!曲調に関してはいわゆるアシッドジャズな雰囲気で、おしゃれなコードにヒップなベースドラム、様々な要素が合わさってこれだけでお酒な進みそうな感じです。BPMは92で、ちょうど良いミドルなテンポで演奏もシンプルではありますが、クラブミュージック特有の絶妙なハネ具合が難しかったりするので、この機会に是非マスターしてみましょう!!
解説①はじめに
まずは演奏動画をご覧ください!
それでは張り切って参りましょう!!
この曲を演奏する前にまず理解していただきたい事は前述でも触れようにリズムがハネているというところです。
必ずここをクリアにしてから進んでいきましょう!
ちらの映像を見ながら、なんとなくでも良いのでリズムが変化していくのを理解していきましょう。
通常の16ビート
こちらの16分を担っている左手を徐々に後ろへずらしてみましょう!通常のビートから徐々に16シャッフルビートへと変えていきます。
少しずつハネていく16ビート
どうでしょう、リズムにグルーブ感が出てきたのがわかるでしょうか?これがいわゆるハネているビート、16シャッフルビートと呼んだりもします。
Virtual Insanityではハイハットは主に8分で刻んでいきますが、16分のニュアンスはスネアやキックが担ってくれます。では、左手ハイハットをミュートしてみて一度聞いてみます。そのままハネていないビートに戻してみます。
左手ハイハットをミュートバージョン
映像で見ると視覚的にも理解しやすかったのではないでしょうか?
左手の部分を右手のみでハネさせたりとパターンはいくらでもあるのでまたその辺も追々解説できたらなと思います。
解説②イントロ
16シャッフルビートを理解してもらったところで、ようやくイントロへと進みましょう!

まずはイントロのハイハットからです。鍵盤の音を意識しながらハネ具合を調節していきましょう!細かなオープンや3連符などをノリを出すための重要なスパイスなので、何度も練習してみてください。歌い出し前の2/4はドラムフィルのための時間だと思い込んでカッコ良くキメましょう!
解説③1A
次に1A です。ここからは基本的同じようなパターンが続きます。ですが、ここのキックのダブルがなかなか難易度高めなので、スローテンポから始めていきましょう。特に3連続のキックはハネ具合も相まって絶妙に難しいので是非ものにしていただきたいです。4小節目の最後のスネアもアクセントになるので忘れずに!

解説④1B
特にパターンは変わらずですが、途中のブレイクはドラムのおいしいポイントなので注目しながらプレイしてみましょう!

楽譜④1サビ

まとめ
さて、ここまで来れたらもう問題ありません!リズムに乗りながら他の楽器とのアンサンブルを楽しんでみてください。ラストのFillでは次の2Aのキックダブルで始まることを意識しながら叩きましょう!いかがだったでしょうか?ここで一旦前編は終了となります。この曲の下地となるハネたビートをメインに解説させていただきました。後編までにはしっかりとこれを身につけて挑んでみてください、ありがとうございました!!
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